キノコ岩の景色のカッパドキア

キノコ岩と融合したような町ギョレメキノコ岩と融合したような町ギョレメ。
不思議な岩のある景色不思議な岩のある景色。

 4月も中旬の4月16日の早朝カイセリに着いて、カッパドキアのギョレメ行きのバスにすぐ乗り換えた。外は寒くて、暖かいバスの温度でうとうとしていると、バスのスチュアートに「ギョレメだ」と、起こされ、バスから降ろされた。

 そこは、初めて見る不思議の国だった。変な形の岩がニョキニョキ生えていて、住宅になっていたり、また普通の建物が、岩の間にあったり、建築物と自然が融合したような不思議な景色の中、雪がふんわりと、ゆっくり舞い降りていた。綺麗だったけれど、あまりに寒いのと寝不足でフラフラしていたので、バス停横のインフォメーションセンターで暖まりつつ、泊まりたいホテルのヒトが無料で迎えにきてくれるそうなので、そこから電話をしてもらった。本当は、難なく歩いて行ける距離なんだけれど、。

 ハイテンションなホテルの主人が車で迎えにきてくれて、着いた建物はキノコ岩をくりぬいて部屋にした建物だった。レセプションに着いた途端、「あーーー!!」と、声が上がった。

キノコ岩の置物キノコ岩の置物。

 それは、イスタンブルのゲストハウスで会ったタイの女の子だった。「昨日、寒かったから、調度、あなたのこと話してたの。」と言ってくれた。イスタンブールの安宿のドミトリー(大部屋)に泊まった際、ちょうどベッドが隣で、彼女が寒い寒いと言っていたので、携帯カイロをひとつあげたのだ。それを急に寒くなった昨夜に使おうか彼氏と話していたそうだ。結局「メモリー(思い出)だから使わない」って、大事にタイに持って帰る事に決めたそうだ。別に感謝して欲しいとか思った訳じゃなくて、あげたかったからあげただけ、だったけれど、私の方こそ、胸がきゅんとする何かをもらってしまった気がした。部屋は、シングルが開いてなかったので、たまたま居た日本人の女の子と、ツインをシェアして一泊15リラで二泊することにした。

洞窟教会内部洞窟教会内部の画。

 ちょっと休んで、ギョレメ近くのローズバレーとギョレメ屋外博物館に歩いて行った。カッパドキアの不思議な景色は、火山の噴火でできたらしい。そして、かつて迫害されたキリスト教徒が岩に住居を掘り、隠れ住んだそうだ。そのせいで、キノコ岩をくり抜いて作られた教会のスペース等、いろいろある。昔だから、機械もないだろうし、どれだけの人数が、どれだけの期間をかけて、キノコ岩や、岩の中に地下都市と呼ばれる地下7階位にも及ぶ空間を掘ったのだろうと考えると、凄いなあと思ってしまう。屋外博物館は、ホテルのあるギョレメの町の閑散さとは、うらはらに、団体ツアー客がたくさん来ていた。入場料12リラ払い、とりあえずくり抜かれた岩など見て回った。道路を挟んで向かい側に、ローズバレーと呼ばれるキノコ岩が沢山ある谷がある。獣道のような道をフラリと入って行くと、くりぬかれたキノコ岩が沢山あって、もうボロボロに剥げたフレスコ画の残骸がある空間があったり、屋外博物館エリアとは、対照的に、誰もいない風の吹くキノコの谷を独り占め状態だった。天気は変わりやすく、晴れたかと思ったら、みぞれが降ったり、風が強かった。

ローズバレーからみた景色ローズバレーからみた景色。

 翌日、一日ツアーでウチヒサルの地下都市や渓谷にツアーで行った。50リラもしたけれど、それぞれの入場料や食事代を考えると、それなりに損はない値段だった。地下都市とか見たけれど、昨日みた岩の中の空間と、規模が違うだけな印象で、特に感動もしなかったけれど、やはり、岩の中にこんな大きな空間を黒曜石で掘ったって、凄いなと感心はした。ツアーの最後は、「トルコ産トルコ石販売場」に連れて行かれた。トルコではトルコ石は採れないと聞いていたけれど、そこの販売員の説明では、トルコ産は、ラピスの様にパイライト(金色の鉱物)が混じっている空色の石だそうだ。真偽はともかく、綺麗だったし、初めてみた石だったので、翌日、町でペンダントトップをひとつ買った。

 カッパドキアに来る前は、ツーリスティックな場所だから、客引きとかいろいろうっとおしい場所に違いないと思ったけれど、強引な客引き等にも会わず、宿のヒト達も感じが良かった。そして、トルコは、キリスト教徒たちの遺跡も多い場所なんだなと思った。

 

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